遅ればせながらアガリスクエンターテイメント『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』東京・大阪全ステージ無事終演いたしました
ご来場いただいたみなさま気にかけてくださったみなさま座組のみなさまありがとうございました
なんだかんだ一週間以上空いちゃいました、なんならもう次の現場始まっとるよ
こういうのはその時の熱で書くものなのにね、いかんいかん、そういうとこよ
まあ逆に間が空いたから冷静に見れることもあるというか
振り返ってみるとなんだか過去最高にぶっ飛んでた公演でした
新作笑の太字は二人芝居、チーム分けなど初の試み満載で、おまけに七人の語らいというTHE アガリスクな作品との両A面、濃厚というかなんというか、いやはや楽しい公演でした
七人の語らいは初演時よりもとにかく全てがパワーアップ
バーバラは台本的には初演からほぼ変わらずだったのと、みんなに比べて局所的に我を通す、感情()にわりと融通が効くキャラだったので、普段は自由にというか極力穏やかに、差別の時だけ爆発すると演じててとても楽しかったです
他にも語りたいことは山ほどあるけどとりあえず過去最高に楽しかった、どれくらい楽しかったかというと「この作品ずっと上演し続けたいなあ」と思ったくらい楽しかった
笑の太字はなんだろね、楽しかったとも辛かったともまたとももう二度ととも思えるとにかく不思議な作品でした
初めての二人芝居と言いつつ鹿島さんと二人で笑いを取るというエクストリームシチュエーションコメディ以来の状況
いろいろ紆余曲折ありのチームでしたが、最終的には舞台上でお互いボロボロになるまでボコボコに殴り合えたから本当によかったなーって、終わったあと鹿島さんが楽しかったって言ってくれてほんとによかったなーって、要するに鹿島さんありがとー的なあれ
役の話で言うと、大学時代に『12人の優しい日本人』を書き起こしてサークルの練習に使ったり、演劇とか戯曲とかそういう文化ない地元で舞台のDVD観て真似して、意気揚々と上京した時には好きなグループがもう生で観れない状況だったりな過去がある自分としては、まあ他人とは思えない役でして、なのであの憎たらしさやクソガキ加減は14〜16くらいの、自意識やらなんやらが多感なお年頃だった時の自分がモデルだったりします
そういえば冒頭のシーンは本家の喜劇作家の動きや言い方をコピーしてやってたんですが気付いた人いたかなあ、DVD出たらぜひ見比べて観てください
まあ自分語りのチラ裏はこれくらいにして、今回この問題作にして過去最高にアガリスクエンターテイメントな2作品でほんとにたくさんの笑い声をいただけてほんとに嬉しかったし楽しかったです
コメディって観た人の笑い声が無いと存在出来ないとても脆いし危うい物で、コメディ俳優は笑い声をもらって生きてる妖怪みたいな物だと思ってて、そういう意味ではめちゃくちゃ「生きてる!!!!!!!」って感じた公演でした
ご来場まことにありがとうございました